短期計画の立て方を徹底解説
勉強計画を立てる際に、短期計画は大きな役割を持ちます。この短期計画が曖昧になると、1日単位の計画や、長期計画も作り直すことになるので、しっかりと作成するようにしましょう。
短期計画をしっかりと立てることで、迷いがなくなり効率よく学習を進めることができるので、立て方をしっかりチェックしてください。


今回は、長期の計画を立てた後に、どの期間で短期計画を立てればいのかを詳しく説明するよ!
長期計画と短期計画の違い
以前に書いた、長期計画の立て方の記事は読んでいただけていますか?まだの方は、まずこちらの記事をご覧下さい!

この記事では、計画を立てる日から、目標を叶えるまでの長期的な計画の立て方を紹介しています。軽く流れを説明すると、
- 目標までの期間を4分割する
- 目標を達成するために必要なことをリストにする
- やることリストを3分割して4分割した期間(1)に当てはめる
というような感じです。長期的に何を目標にするのかを明確にし、それを達成するために必要なことをあげ、それを期間内に終えるように計画する。これが一連の流れです。
この計画では、目標までの期間を4分割した1つの期間ごとにやるべきことを設定して行きます。例えば、1年間の計画を立てる際は、3ヶ月ごとに何をすべきかを計画します。
3ヶ月を短期計画としてもいいのですが、今回は1ヶ月未満の計画を短期計画としてどのように短期計画を立てていけばいいのかを紹介します。
長期計画と短期計画の違いは、
抽象と具体です。
長期計画も具体的にやるべきことは立てますが、この日にこの内容といった細かいことまでは決めません。その細かい部分を具体的に決めるのが短期計画です。つまり、長期計画と短期計画は切ってもきれない関係であり、互いに影響しあっています。
長期計画がしっかりしていなければ、短期計画も正確に立てることができないので、目標達成は難しくなります。逆に、長期計画がしっかりしていれば、短期計画は長期計画に従えばいいので簡単に立てることができます。
それでは、計画の立て方を確認しましょう。
1ヶ月ごとの計画の立て方
まずは、短期計画の中では最長の1ヶ月の計画を立てましょう。
計画はどんな時でも、長期⇨短期へと具体的になっていきます。そのため、この1ヶ月の計画は、より短期の計画に影響を与えるので、しっかりと考えて下さいね!
1ヶ月ごとの計画の立て方は、長期計画の4分割した部分を使用していきます。
例として、数学で1年間の長期計画を立てた場合、4分割の1つの期間は3ヶ月になります。
つまり、3ヶ月分の計画(何をするのか)は決まっているはずです。そこで、この3ヶ月分のやるべきことを1ヶ月ごとに分けていきましょう。
4月〜6月 | 数1・A、数2・Bの総復習(チャート) |
---|---|
7月〜9月 | 苦手分野(二次関数、連立方程式、確立)、センター過去問 |
10月〜12月 | センター過去問、志望校過去問 |
1月〜3月 | 受験対策、まとめ、調整 |
上の計画を例にすると、3ヶ月ごとにすべきことは決まっているので、それを1ヶ月ごとに割り振っていきます。今回は、一番上の4月〜6月で考えます。
4月 | 数1(単元〇〇)、数A(単元〇〇) |
---|---|
5月 | 数1(単元〇〇)、数2(単元〇〇)、数B(単元〇〇) |
6月 | 数2(単元〇〇)、数B(単元〇〇) |
というように、3ヶ月ごとの計画よりも具体的にやるべきことを決めていきます。
計画する基準としては、少し余裕を持たせて達成できるようにすることです。計画をしている時点で余裕がなければ、やる気なんて出るはずもなく、何もできずに時間が過ぎていきます。ですので、「これならできるかな」という程度の予定を組むようにしていきましょう。
もし、どれだけ頑張ってもできそうにない計画になった場合は、長期の計画から見直す必要があります。
・計画を詰めすぎることは、計画崩れの原因になる!
・しんどい計画だと感じたら、長期の計画も見直す必要がある!
・単元やページ数など範囲も意識して計画していく
では、次の記事では、1週間ごとの計画、1日ごとの計画の立て方を紹介していきます!それまでに、1ヶ月ごとの予定をしっかり立てておきましょう!
一言アドバイス
立てた計画を実行するためには、何もしない(できていないことをする)休息日を考えて、計画していくことが重要!人は、体調や気分でできる量や効率、集中力などが変わるので、計画を詰めすぎて余裕がなくならないようにしよう!
1ヶ月単位の計画であれば、どれだけの時間を勉強時間に使えるのかを考えた上で、8割の日数でこなせる量がベストです!