龍谷大学の入試の変更と入試対策方法
2020年度の大学入試から、「センター試験」に変わり、新たに「大学共通テスト」が実施されます。それに伴い、大学入試の形態が変化します。
今回は、龍谷大学の入試の変化と、それに対する対策を紹介しますので、龍谷大学を志望校・併願校として考えている方は、必ず目を通すようにしてください。
龍谷大学の入試区分(入試の種類)について
現在の龍谷大学では、複数の入試方法から選択し、受験することが可能です。2020度実施の入試も同様に複数の入試方法があります。
このように、変更後の2021年度以降の入試形態も複数の入試方法から選択することができます。また、一般選抜は、現在のA日程・B日程・C日程で行われる一般入試と同一の出題になる(現時点では)ので、大きく変わる点は、大学入学共通テストを用いた入試のみと言えます。
大学共通テスト利用型入試はどうなる?
上の表のように、大学共通テストを利用する入試方法は2つあります。
1つは、「大学入学共通テスト利用入試」です。この入試方法では、大学共通テストの結果のみで合否が判断されます。
もう1つは、「大学入学共通テスト併用入試」です。この入試方法では、大学共通テストと、龍谷大学の独自試験の結果を合わせて合否を判断されるものです。
どの科目のどの分野を重視するのかは、学部によって異なります。教科や科目の詳細は2020年3月末に公表される予定なので、確認しましょう。
大学共通テストの記述問題はどうなる?※記述問題は延期
大学共通テストでは、センター試験ではなかった記述の問題が出題されます。教科は国語と数学のみですが、これらを利用するのかどうかも重要なポイントになります。(※2021年ど入試でも出題されていません。)
龍谷大学の大学共通テスト利用入試では、どちらも記述問題の結果を利用するとしています。
国語では、記述式記述式問題の段階別評価(5段階)を得点化して、マーク式の得点に加算される形で評価されます。
数学は、記述式問題の得点をそのまま利用されます。
国語の記述式問題の採点に関しては、得点を明確に出すのではなく5段階の段階別評価になるため上のような評価になっています。
一般入試は一般選抜へと名称変更
一般入試として実施されていた入試方法は、一般選抜へと名称が変わります。しかし、教科や内容などに大きな変化はなく、対策などは同じように行うことができます。
龍谷大学の入試対策方法を紹介!!
龍谷大学の入試対策を行う前に、どのような教科が入試科目としてあるのかを知っておきましょう!これを確認しておくことで、何を勉強すればいいのかがわかります。
どの大学を受験するにしても、最初に受験科目や配点を確認しておきましょう!
龍谷大学 一般選抜(A・B日程)
【文学部・経済学部・経営学部・政策学部・法学部・国際学部・農学部・社会学部】では、文系型のスタンダード方式と高得点科目重視方式が用いられます。
【国際学部】は国際学部独自方式を用いた入試方法もあります。
【先端理工学部】は理工型のスタンダード方式・配点セレクト数学重視方式・配点セレクト理科重視方式が用いられます。
【農学部】は農学型のスタンダード方式・高得点科目重視方式も選択可能です。
スタンダード方式
スタンダード方式は、以下のような入試方法です。3教科の合計点で判断されます。
300点満点(3科目で合否判定):英語(100)+国語(100)+選択科目(100)
※選択科目【日本史・世界史・政治経済・数学(記述)】
数学の試験のみ記述、それ以外はマークになります。
300点満点(3科目で合否判定):数学(記述)(100)+英語(100)+理科(100)
※理科系は、物理・化学・生物から選択
300点満点(3科目で合否判定):組み合わせは3通り
①理科(100)+英語(100)+数学(記述)(100)
②理科(100)+英語(100)+国語(100)
③理科(100)+英語(100)+数学(記述)or 国語の高得点科目
※理科系は、物理・化学・生物から選択
高得点科目重視方式
【文系型・農学型】スタンダード方式の科目の中で、高得点のものを2倍に換算した評価方法です。400点満点に換算して、合否を判断します。
【国際学部独自方式】英語の配点を400点、その他の科目(2科目)の内高得点の方を100点満点で評価します。合計500点満点になります。(国際学部のみ)
【配点セレクト数学重視方式】数学の得点を2倍にし、400点満点で評価する方法です。
【配点セレクト理科重視方式】理科の得点を2倍にし、400点満点で評価する方法です。
受験するにあたってまずやるべきこと
龍谷大学の受験をお考えの場合は、まずはどの受験方法で受験するのかをはっきりさせましょう。理工型・農学型・国際学部独自方式を利用する場合は、学部が限られるので注意が必要です。逆に、文系型の入試方法では、複数の学部を視野に入れることができます。
入試は、何を勉強するのかも重要ですが、何を勉強しないのかもかなり重要です。
受験方法を決めることで、やるべきことだけでなく、やらなくていいことも見えてくるため、早い段階で決めることができるといいですね!
教科別の勉強方法や対策などは、別の記事でまとめさせていただきます。もうしばらくお待ちください。
エンジョイゼミでは、龍谷大学を目指す高校生の受験指導を行います。エンジョイゼミのサポートについてはこちらをご覧ください。
